なぜならビタミンDは紫外線を皮膚が浴びることによって体の中で合成され、血中濃度が高ければ高いほどがん、結核、認知症、心臓病などの病気の発症率を下げます。しかし、日本人は紫外線をあまり浴びないことから血中濃度は低いとアルツハイマー病専門の医師は言います。そしてこの10年で乳幼児のくる病が急増している傾向が続いています。くる病とは乳幼児が充分な日光に当たらず、体内でビタミンDが欠乏し、脚の骨がO脚になり骨が柔らかくなるため、歩行が難しくなる難病に指定されています。最近、ベビーカーや抱っこ紐をUVカバーで完全に日光を遮られている赤ちゃんを多く見かけます。地球温暖化で紫外線は以前より強くなってはいますが、成長や生命の営みに必要な日光は浴びなければなりません。赤ちゃんも大人も過剰な日焼け対策は様々な病気の原因になるということです。