──貴社では2018年からHireVueを導入していただいており、2021年冬のインターンシップの選考からHireVue AI アセスメントを導入いただいています。AIアセスメントのご活用は大手メディアに取り上げられるなど注目を集めましたが、その際の採用の課題は何だったのでしょうか。
佐々木様:2018年当初、学生がいつでもどこでも選考に参加できるHireVueの録画面接に意義を感じ、導入に踏み切ったという経緯があります。学生の方々の本業は学業ですので、できるだけ採用や選考がその妨げにならないようにしたいと考えていました。
一方、その課題として、人間が無意識に陥りがちなバイアスを排除したい、より学生視点で、公平に見たいという思いがありました。優秀な方を人間の好みや偏りによって取り逃すリスクを最大限排除したかったのです。AIの評価を取り入れることで学生にとって公平な選考を行いたいと考えたのがAIアセスメント導入の第一のきっかけです。
もちろん私たち採用担当も可能な限り「どういうところを見極めるのか」について検討し、事前共有は行ったうえで録画面接の視聴に挑むのですが、やはりどうしても個人ごとにバイアスがかかってしまっていたように思います。そのため、学生の方々にとって、より公平な選考を実施する必要性を感じていました。