その疲れ、食事とマインドフルネスで改善!(後編)

新生活やコロナの影響でなんとなく感じる疲れ・ストレスを食事とマインドフルネスで軽減!

前編では食事術として腸内環境を整えることをお伝えいたしました。後編は、心の側面からのアプローチで”体と心を整える”についてです。
最近よく耳にするようになった【マインドフルネス】についてどのような印象をお持ちでしょうか。

私たちは、今を生きている感覚でいますが、過去の出来事や未来について考えていて、【今のこの瞬間】に意識を向けていません。特にネガティブな出来事や感情は長く持つことが多いです。
外を歩いていて人とぶつかった、忘れ物をした、信号待ちが多い、車を運転していたら無茶な横入りされたなどなど・・・イライラすることが続くこともあるかと思います。

このようなネガティブな感情やストレスを無意識にずっと抱えて過ごしていることが現代人には多くいます。それを感じていても「今の時代、そんなものよね」と半ば諦めている方もいるかもしれません。しかしこの状態は心を固くし、体もしなやかさを失っていきます。そしてこの情報にあふれている日常や、コロナで何かしらのストレスを感じている現代にマインドフルネスが注目されているのでしょうか。

アメリカのグーグル、インテル、ゴールドマン・サックスなど大企業が次々に導入して世界中で注目されているマインドフルネスですが、スタンフォード大学経営大学院が2012年に科学的な研究結果に基づくマインドフルネスの講座を開講し、履修生からはリーダーに欠かせないコンピテンシーであると多くの声が寄せられ、100人ものウェイティングリストができるほどの学生評価の高い講座だそうです。

マインドフルネスで有名な瞑想ですが、日本では「洗脳」「怪しい」という印象があります。しかし日本にも瞑想の1つ「禅」があります。瞑想も禅も他人にコントロールされるものではありません。
スタンフォード大学の講座では、マインドフルネスを実践することによるマインドフルネスは、体への影響、脳の変化、テロメア(染色体末端部位)の変化の研究結果や社会心理学やアドラー心理学などの調査結果をもとに、マインドフルネス、コンパッション(他人を思いやること)、セルフコンパッション(自分を思いやること)という3つの概念の理論と実践をしていくことで、自分を知り、自分を鍛え、幅広い価値観を得ることで、自分の力ではどうすることもできない想定外の出来事にどう対応できるか、また失敗を過度に心配することも減っていくとされています。
自分を客観的に見ていると、いろいろな感情が沸き上がったときにそれを認めることで心に余裕が生まれます。そうすることで嫌なことが重なったとしてもカッと怒りモードにならない、新しいチャレンジに向かうエネルギーや力になり、新しい自分にアップデートしていくことができます。

日本人は同調する力、協調する能力に長けている一方、自分の内面に目を向けることや他人と異なる事柄については苦手な側面があると思いますが、これからの時代は自分に軸を置き、”Work Happy!”を実現させましょう。

先日、マインドフルネスについて、タレンタ内でアンケートを実施しました。
すると回答者の約6割のメンバーが何かしらのマインドフルネスを実施しているという結果になりました。


◆実践していること
・瞑想
・呼吸法
・ヨガ
・物作り
・スポーツ
・書道 etc

マインドフルネスで得られる実感は人それぞれですが、このような変化は必ず良い変化をもたらし、個々人のパフォーマンス向上、仕事の強度は確実に上がっています。
・心のざわつきが収まり、平常心でいられるようになった
・思考を一旦脇に置くことで心配が和らいだ
・睡眠の質の向上
・日中の業務集中力アップ
・新しいことへのチャレンジ
・イライラすることが減った

タレンタでは引き続き個々人の”Work Happy!”を実現するため心・体・マインドのあらゆる側面からアプローチをしていきます。