リクルーティングの基本は「応募意志がある人材の中から会社側が採用者を選ぶこと」にあります。一方、タレントアクイジションは、企業がより積極的に「欲しい人材が存在していると思われる場所に情報発信し(=広報活動)、自社を売り込み(=スカウト)、採用すべき人材を獲得する」ことを意味します。
少子化や業界の横断といった市場の変化が進む中で、企業は求職者から選ばれる立場であるという自覚が求められます。では、具体的にどのように広報活動やスカウトを行えばいいのでしょうか。また、タレント・アクイジション・リーダーとして採用に携わる人事の役割は何でしょうか。
トレンドへのキャッチアップ、自社の客観的な強み・弱みの把握、現場社員・経営陣の巻き込みなど、タレントアクイジションで求められる役割は従来の「採用担当」とは大きく異なります。実践することで「本当の意味で自社の成長につながる採用戦略を立案できると思います」と、杉本氏は語りました。