2)食物繊維を摂る:食物繊維を餌にして、腸内細菌が短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸)を産生することで、免疫機能を高め、炎症を抑えることができます
3) 良いアブラを摂る
アブラはカロリーが高く、肥満になると言われてきましたが、近年の研究で「良いアブラ」は体に必要だと見直されています。それが【OMEGA3】です。OMEGA3がブレーキ役(炎症が起こりにくい)、OMEGA6がアクセル役(炎症を起こしやすい)で体内の機能を調整しています。OMEGA 3とOMEGA 6のバランスが崩れると体内の調整が崩れ、血液がドロドロになったり、過剰なアレルギー反応を起こしやすくなります。OMEGA3もOMEGA6も体内で作れないので、食品から摂る必要があります。OMEGA6は加工食品や植物油など私たちの周りにたくさん含まれているため摂り過ぎの傾向にある反面、OMEGA3は魚(EPA,DHA)の油や植物性のαリノレン酸(くるみ、アマニ油、えごま油等)に含まれており、現代の食事での摂取量は激減しています。疫学調査ではOMEGA3とOMEGA6は1:2が最適なバランスとされていますが、現在の日本人は1:10にもなっているそうです。