●企業が目指すウェルビーイングは「幸せな状態の社員を増やす」こと
ウェルビーイングとは、幸福で精神的、身体的、社会的に満たされている状態であることです。身体的な状態は健康診断で把握することができますが、精神的な幸福感は人それぞれで、正解もありませんし、測ることもできません。コロナウィルス感染が始まって2年、弊社ではリモートワークが続いています。リモートワークが良い・働きやすいと感じている社員がいる一方、オフィスに行って周りとコミュニケーションを取りたい、どちらでもないと千差万別です。働く場所・働き方の選択肢が増えたことで、今、働きやすさや心地良いと感じているか否かを社員が自分に問いかけ、周りとコミュニケーションを取ることで、それぞれの”Work Happy!”を実現させるために改善策を見出しています。
ここで大事なことは、”今、自分はどういう心の状態なのかどうかを自分自身にチェックする”ということです。多くの日本人は、周りの空気を読み、怒りやイライラなどのネガティブな感情が沸き起こっても周囲に悟られまいと大人の対応することができます。それはその場をやり過ごしたにすぎず、繰り返していく毎に心のコップにネガティブな感情が溜まっていきます。そのコップの大きさも溜まるスピードも人それぞれです。ポジティブでも、フラットでも、ネガティブでも、今の自分がどういう状態なのかを確認するだけで心のコップに溜まった水があふれる前に少しずつ掃き出すことができます。アメリカの研究で、感情の状態は体に大きな影響を与えることが分かり始めています。感情の捉え方次第で幸せな状態になるとしたら、あなたはどうしますか?
まずご自身がどんな状態か確認することから始めましょう。時間に追われてやることがたくさんあっても、悩み事があっても、一旦離れて自分に問いかけてみてください。
「今、私はどう感じていますか?」