【セミナーレポート】4.働き方改革セッション「分散時代に必要な人材マネジメントの新たなる潮流」

<4.働き方改革セッション>アジャイルな手法「スクラム」がチームとしての成果を最大化する(16:00-16:40)

セッションはいよいよ最後のテーマ「働き方改革セッション」へ。

スピーカーは株式会社ドリコム 執行役員 佐藤 正明 氏。『分散時代にアジャイルに働くためのコラボレーションのあり方 ~ドリコムの事例紹介~』というタイトルで、人事ではない、事業サイドから見た「スクラム」の実践とその価値について解説されました。

「人事は事業のひとつ」(佐藤氏)。ゲームアプリの開発、運営やエンターテイメント関連のBtoB事業に取り組むドリコムの成長を支える「スクラム」は‟「グループフロー」に至って、チームとしての成果を最大化する”手法。「事業部門だけでなく人事もアジリティ(俊敏性)を意識することで成果を最大化できる」と佐藤氏は語ります。

佐藤氏がスクラムの価値をわかりやすく伝えるために用いた例が「マラソン」。2017年に東京マラソンに初参加した佐藤氏は、想定外の自体の連続により「もう2度と走らないと誓う」ほどの失敗を経験しました、それは、アクシデントが起きない前提で計画を固める‟ウォーターフォールな計画”を立てていたからです。

事前にスクラムな考えを採用していれば、何かが起きる前提で42kmを分解し、自分がどれだけ走れるかを把握したうえでアクシデントに対応可能な現実重視の計画を立てられていたと佐藤氏は分析します。このように、不確実性に強いのがスクラムの特徴。だからこそ、企業が競争優位性を保てる期間が短くなり、変化への素早い対応が求められる現代の企業に適しているのです。

スクラムには理論、価値観、役割、イベント、作成物の5要素が存在し、公式のスクラムガイドにて体系化されています。2020年のアップデートでは、世界的にソフトウェア開発以外にも採用される事例が増えたことを受けて非ソフトウェアを意識した更新がなされました。

スクラムの採用により、非ソフトウェア領域ではコミュニケーションコストが下がり、属人性が軽減され、業務の見える化が強制的に進んだと佐藤氏は話します。さらに、チームとして通常の限界を超えたパフォーマンスを発揮できる「グループフロー」に至ることができるという効能もあるとのこと。

「チームで想像を超える成果を出してみたい方は挑戦してほしいと思います」と語る佐藤氏は、会社全体のアジリティを高めるという展望を語り、セッションを締めくくりました。

「monday.com」が人事による‟事業部門の生産性向上“と‟働き方の多様性確保”を実現する

『分散時代に必要な自己管理とチームコラボレーションを支援するワークテック』として、タレンタ株式会社 カスタマーサクセスマネジャー 亀山 太一が紹介したのが「monday.com」。世界190カ国、15万社以上で利用されるイスラエル発の「ワークマネジメントツール」です。

近年の「働き方改革」に存在するのが以下の2つのトレンド。
・事業部門の生産性向上は、人事の責任領域へ
・働き方の多様性確保は、クリティカルな人事課題に直結

2020年に入り、人事部はリテンションやエンゲージメントの向上だけでなく、チェンジエージェントとしてビジネスの結果にもコミットしなければならない時代となりました。

チームタスク管理の決定版「monday.com」は、営業、プロダクト、マーケティング、経営企画、そして人事など幅広い業務領域で、部門の壁を超えたコラボレーションを促進します。特に、DX領域、新規事業領域での利用実績は多数

たとえば、先述のドリコム社においては、ソフトウェア開発チームにおけるスクラム運用に「monday.com」を用い、運用ノウハウの組込みによる属人性低減ダッシュボード活用によるチームの一体感醸成といった効果を達成しています。

文:宮田文机

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