楠田:いわゆるHireVueのような録画面接システムを開発するのに一番大切なことは何でしょうか。
Nathan:一番大切なことは「構造化」と「標準化」を行っていくということです。それで、誰もが同じ質問で面接を受けられるようにするということですね。
楠田:それは大切ですね。
Nathan:その構造化されたデータの上に、AIをのせていきます。
楠田:なるほど。構造化していないと、私の経験からいえば人間というのは応募者が面接に来たときに少し話しただけで、この人は良くないなと思うと落とすための質問ばかりしがちです。
Nathan:そうですね、これはとてもメジャーな問題です。あるリサーチで面接官は最初の90秒で、面接している相手が良いか悪いかを判断してしまうというデータがあります。
楠田:Oh, my god!
Nathan:構造化されていないと、面接官はその相手を好きか嫌いかだけを見てしまいますすね。構造化するということが、そうさせない助けになります。