皆さんの会社では1on1を実施されていますか。1on1ミーティング(以下1on1)とは、定期的に上司と部下が1対1で話し合うことを言います。人材育成の手法として注目を集めており、特長は上司が部下の成長のために時間をつかうということです。日本ではヤフーが取り入れたことで話題になり、現在は日本でも7割近くの企業で導入されているようです。(参考文献:1on1ミーティングに関する実態調査)
弊社では2018年から1-2週間に1度の頻度で1on1ミーティングを実施しています。今回は1on1を日々受けているメンバーが思っていることをヒアリングしてみました。すでに1on1を取り入れられている方は自社と比較して、これから導入を考えてらっしゃる方はぜひご参考にしてみてください。
1on1をどう捉えているか?
・業務のスピード加速装置:「1on1では業務の相談がメイン。1on1以外でも相談があれば、主体的に上司に相談するが、定期的に話す時間が保証されていることはありがたい。モヤモヤしていることを言語化するだけで、解決することがある。聴き手がいる心強さ、追認してくれることで前に進む感覚がある。」
・モヤモヤ解消とキャリアの後押し:「1on1では業務やチームの相談だけでなく、キャリアの相談もしている。関心を持って聞いてもらえており、相談したことに関してフィードバックをもらえるため、必要以上にモヤモヤを溜めることがなく、ありがたいと思っている。」
・コミュニケーション漏れの受け皿:「急ぎでないと話さずにそのままになってしまうことがあるが、定期的に話す機会があることで、話したいこと、聞きたいことを伝えられるのがよい。」
・心の栄養ドリンク:「とても重要だと思っている。特にリモートワークでは会話量も減るため、業務が忙しくなると「あれができていない、これをやらなければ」という気持ちで頭がいっぱいになりがち。1on1では、最近興味のあることや趣味等、業務以外のことを話すことが多い。1on1があることで、気持ちが和らぎ元気になる感覚があり、業務に前向きに取り組めるようになる。」