【セミナーレポート】人材研究所との共催Webセミナー「これからの採用における『人の目』と『AI活用』の使い分け」
【セミナーレポート】2020年10月27日にタレンタ株式会社×株式会社人材研究所による共催Webセミナーを開催し、人材研究所代表:曽和氏による講演「これからの採用における『人の目』と『AI活用』の使い分け」と、タレンタが提供するHireVueのAIアセスメントの概要紹介について講演しました。
21卒採用選考で30万人以上の学生が利用し、就活人気ランキング(ワンキャリア調べ)上位50社の46%(23社)が利用するデジタル面接プラットフォーム「HireVue(ハイアービュー)」を運営するタレンタ株式会社は、Web面接データを解析し、「社会人基礎力」を自動判定するAIアセスメントを22卒新卒採用に向けて提供開始しました。人材研究所は、このAIアセスメントの開発に協力パートナーとして参画し、選考評価データの設計・集計分析に携わっております。
オンライン選考の急速な普及とともに、必要性を増す構造化面接の導入と、心理学的なアプローチ(バイアスの抑制)、そして、人事採用担当者による「人の目」と採用AIの利活用について、株式会社人材研究所代表の曽和利光氏より、人事専門家の視点から講演を行いました。また、タレンタが提供するHireVue AIアセスメントが解決するオンライン選考の課題、導入メリットについて、解説致しました。
<セミナープログラム(60分)>
・「これからの採用における『人の目』と『AI活用』の使い分け」 株式会社人材研究所代表:曽和利光氏
・「HireVue AIアセスメント紹介」 タレンタ株式会社代表:田中義紀
・対談セッション<タレンタ株式会社:田中×株式会社人材研究所:曽和氏>
<Webセミナーの様子>
【「これからの採用における『人の目』と『AI活用』の使い分け」<人材研究所:曽和氏>】
オンライン面接の急速な普及と定着化に伴う、オンライン面接の実施運営方法に対する示唆を「構造化の必要性」というタイトルで解説。オンライン面接と従来のリアル面接(オフライン面接)との違いによる、対話コミュニケーションの質を高めることを意図した「構造化面接」の必要性を提言されました。
採用現場における「AI活用」について、「効率化」の効果が期待されることは言うまでもなく、面接官が見抜けなかった候補者の「真実の発見」に活用すること、「人の目」の補完機能として稼働させることがより肝要であることを解説されました。
構造化面接の設計例として、質問の設計と評価ルール(基準)の設計を解説。イチから構造化面接を自社用に設計するにはかなりの労力とリソースが必要であることが分かり、それだけ面接の構造化のアプローチは、オンライン選考の採用精度向上のためにも非常に重要な取り組みであることが示唆されました。
【「HireVue AIアセスメントの紹介」<タレンタ株式会社:田中>】
人材研究所がAIアセスメント開発に参画したことで、「採用のプロ」の目による評価ノウハウを教師データとして学習したAIの開発が進み、その「採用のプロ」の目による評価を完全再現しています。また多くの企業で重要視される社会人基礎力の主要な指標を採用したことにより、汎用的に活用できるアセスメントとして、面接選考に有効な材料を抽出できるAIアセスメントであることが紹介されました。
候補者ごとの個別の社会人基礎力(コンピテンシー)の評価スコアだけでなく、候補者集団・応募者集団の中における、当該候補者の位置づけという、相対評価(順位)を算出できることで、多くの候補者を受け付ける大手企業にとっても、プロセスの効率化と同時に、評価の可視化を実現し、選考のジャッジメントをアシストするデータエビデンスを抽出可能なHireVue AIアセスメント。
AIアセスメントのオプショナル機能として、IQ・EQ(こころの知能指数)のアセスメントが付帯されているため、面接データの分析によるコンピテンシー評価に加えて、候補者の能力・適性を定量的な指標で算出することも可能になり、オンライン選考を採用のプロによる分析や心理学的なアプローチによる客観的な選考を実現できることが紹介されました。
22卒新卒採用のデジタルトランスフォーメーションがより一層進む中で、タレンタ株式会社ではHireVueを通じて、企業、学生双方にとって有意義なAIアセスメントの提供を推進して参ります。
<30万人の学生が就職活動で利用した
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