<インタビュー内容抜粋>
タスクダイバーシティ推進への取り組み
楠田:いろいろな人材マネジメントの課題もあるのかなと思うのですが、何が今課題でしょうか。
三隅様:今までの面接だとどうしても自分と似た人や、自分が好きそうな人を選んでしまう傾向がありました。履歴書を読むことや面接を一生懸命やったつもりでもやっぱりそうなってしまう。
楠田:同質化は、どの企業からも聞く課題ですよね
(略)
楠田:今までとは違う人材を採用するために、どのような取り組みをされているんですか。
西尾様:人事専属のデータサイエンティストと共に、ピープルアナリティクスを使って戦略を立て、目的に合った人材を採っていく、様々なタイプの人を狙って採っていくこともしています。また、人事がデータリテラシーをもってデータを扱うことを大切にしています。そういった人材の多様性を持たせる取り組みとしてHireVueを活用しています。
(略)
楠田:データドリブンを取り入れる前と今では、変化はありましたか。
三隅様:はい、全然違っています。採れる人材の質に大きな変化がありましたね。HireVueを導入する以前は本当に似たタイプの人が多かったのですが、以前だといなかったような性格特徴を持ったいろいろな人が入社してくれました。「性格のダイバーシティ」を達成できたのかなと感じています。
データを活用した人事DXの現在地
楠田:これまでオンライン面接を実施してこられて、ぜひその感想をきかせてください。
西尾様:オンラインになる2年前から構造化面接を導入しています。いわゆるSTAR面接ですね。STAR面接は実はオンラインの方が相性がいいのではと思うところがあります。印象に左右されず行動事実のみをすんなり面接官が確認できる点、また適正検査やHireVueを活用した採用DXとも相性がいいんです。引き続き、HireVueもそうですが、データドリブンな採用活動を進めていきたいです。