BtoB, BtoC様々な領域でブランドを展開し、世界のプロフェッショナル美容業界をリードするウエラカンパニー。創業140周年にあたる2020年、Cotyグループから独立し、さらなるブランドの成長を続けています。
そのブランド戦略を下支えするマーケティングチームでは、複数ブランドにまたがったアクションを効率的に推進していくことに課題を感じていました。
monday.comの導入により、チームの業務にどのような変化があったのか、マーケティングチーム マネージャーの高橋様にお話をお伺いしました。
【monday.com 導入前の課題】
- 「とりあえずCCに…」情報共有メールに埋もれるタスク
- 3つのブランドに6つのチーム、全体像を把握する手段はミーティングのみ
【monday.com を選ばれた理由】
- エンジニアが「使いやすい!」と言うツールほど、業務側の人たちには使いづらい
- monday.comは「これだったらビジュアルで説明ができる!」と思えた
【monday.com 導入後の効果】
- 「メールチェックして業務を始める」という仕事のやり方が変わった
- 「ミーティング出ません」宣言、週6時間の拘束から解放
- 進捗管理だけでなく、コミュニケーションの大部分までmonday.comに集約
- メンバーからは「もうこれが無いと仕事できないです」という声も
- マーケティングチームの成功体験を、他のチームにも広げていきたい
「とりあえずCCに…」情報共有メールに埋もれるタスク
― monday.com導入以前の業務プロセスの課題を教えてください。
高橋様:僕の所属はマーケティング本部で、販売代理店経由で美容サロンにヘアカラー剤・ケア用品を卸すBtoB向けのビジネスを担当しています。合計3つのブランドにそれぞれ担当のブランドマネージャーがいるのですが、僕はデジタルマーケティングをやる担当者として3つのブランド全てを横断的に担当しています。業務はメールが中心で、CCに入っていないと状況がわからないので「とりあえずCCに入れときます」という状況でした。でもCCに入っているだけじゃ「重要性」や「優先度」がわかりにくく、課題感を持っていました。
― 1日に届くメールの数ってどのくらいでしたか?
高橋様:最初の頃は…ちょっと見てもいなかったくらいの量でしたね(笑)しかも、その中に在庫情報の通知メールだとかいろんなものがあるので、何が何だかという状況でしたね。もちろん個人の判断でフォルダ分けとかしていくけども限度はあるよな…という状況でした。
3つのブランドに6つのチーム、全体像を把握する手段はミーティングのみ
― より具体的なシーンを教えてください。
高橋様:僕の場合、担当のブランド3つで業務が同時に動いていています。各ブランドで「撮影があります」「DTP業務が入っています」「タイアップを実施してます」というような準備が進行していて、いざ「SNSに投稿しよう!」となったときに、素材の準備が今どうなっていて、誰がボール持ってるのかがお互いに分からない状況でした。それに加えて調査チームや、インフルエンサーチームなどの動きも関わってくるので、どこがボトルネックになっているのか把握するのは容易ではありませんでした。
― 従来そのボトルネックを把握するためにどのような取り組みをされていたのですか?
高橋様:従来の方法はミーティングだったんですよ。各ブランドチームで毎週2時間くらい定例ミーティングがありましたね。特にブランド横断で関わる僕とか、調査の担当とかインフルエンサーの担当とかは3つ全部に出なきゃいけなくて、つまり6時間の拘束でしたね。
このルーティンの一番不幸なところは、人間って2時間もミーティングで拘束されると、しかもそれが週3回もあると、自分の出番って下手すると10%とかなんですよ。残りの90%で何をしてるかっていうと…内職し始める。そうなると、相手は「居たから理解してるよね」っていう認識をしてるけど、こっちは「自分に関係あるって言われてないから、感度を高めて聞いてなかったよ…」ってなってしまって、その折角の2時間すら不毛な時間になってしまっていました。
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