2.新鮮な生野菜・果物を食べる
野菜・果物に含まれるビタミンやミネラルがとても重要になります。ビタミン・ミネラルは体内で作ることができない、もしくは作れてもほんの少ししかできないので、食事で摂る必要があります。
ビタミンは身体のエネルギーにはなりませんが、様々な体の代謝に必要不可欠です。体内で消化の過程で酵素を助け、栄養素を吸収・運搬・排出に必要です。野菜や果物には酵素は含まれていますが、体内でそのまま酵素として使われるわけではありません。たんぱく質がアミノ酸に分解された一部が酵素になり、この酵素が活性化するために補助するのがビタミンです。酵素はまばたきしたり、手を動かすことや呼吸することなど生命を維持する働きすべてに必要となります
3. 食物繊維を摂る
腸内細菌によって発酵された食物繊維は短鎖脂肪酸になり、腸周辺での働きにとても有効です。
・体に吸収されてエネルギーになる
・有害物質を体の外に排出する
・余分なコレステロールを排出
・糖の吸収を抑制し、血糖値の上昇を抑える
・蠕動運動を促して便通を良くする
・腸の表面をカバーする粘液の分泌を促し、腸のバリア機能を上げる
4.水分をたくさん飲む
ヒトは60%以上が水でできています。1日に汗や排泄物として1ℓ~1.5ℓが体から出ると言われています。体に必要な水分は小腸・大腸で吸収されてしまいます。そして便はなんと80%が水でできているので、水分摂取量が少ないと、ここでほとんどの水分が体に吸収されてしまい、便は固くなり便秘の原因となります。便秘になると悪玉菌が増殖し、腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。ここでいう水分とはお味噌汁やスープも含まれます。
5.抗生物質・鎮痛剤は常用しない
抗生物質は細菌をやっつけるお薬です。風邪の原因は、80~90%はウィルス感染ですので、風邪症状で抗生物質を服用しないようにしましょう。風邪症状の熱が出るのは、白血球が病原体と必死に戦っている状態です。発熱時に倦怠感、食欲不振、不眠など不快感が出てきます。これは身体が「おとなしく寝ていなさい」というメッセージだといいます。そして悪いものを体の外に出そうとしている活動の一環です。食欲がない時は、食べる量は減らし消化活動を一時休止して、横になり身体には病原菌と戦うことに集中してもらいましょう。鎮痛剤などで熱を無理やり下げたとしても、身体の正しい働きを邪魔することになり、長引かせる原因となります。抗生物質・鎮痛剤など薬品は腸内環境を乱します。また効果を最大限に得るために、必要な時に限り、正しく服用しましょう。